酵素と熱

酵素と熱の関係とは?

人間の体における代謝に酵素の存在は不可欠です。
酵素はタンパク質でできています。つまり、ある意味肉などのなかまであるとも考えることができます。
ある反応をフラスコ内で起こすためには、ガスバーナーで加熱したり、真空にしたり、冷却したり…大量のエネルギーと時間が必要です。ところが、同じ反応を酵素で進めようとする場合、該当物質に酵素を少量混ぜて放置しておくだけで、目的の反応結果を得ることができます。

 

つまり、酵素とは、特定の反応を実施するにおいて、大変効率の良い優れた物質なのだと言えます。
少量で多くの反応を起こすことができる酵素ですが、加熱に弱いという弱点もあります。
反応させている途中で、装置を加熱してしまうと、酵素はたちまち失活してしまいます。
これは、酵素がタンパク質でできている、いわばお肉のなかまだからです。お肉は加熱すると、収縮して生肉とは違うものになっていきます。これと同じことが酵素に起きて、分解を継続することができなくなるのです。